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Bull Note米国株 デイリー戦略ノート

用語 · マーケット構造

First Five Days of January3

1月最初の5営業日とは|年初の値動きで1年を占う早期警報

読み: いちがつさいしょのごえいぎょうび

1月最初の5営業日 (First Five Days) が S&P500 でプラスなら、その年も上昇しやすいとされる早期警告型の季節性アノマリー。 投資家にとっての価値は、年初のごく早い段階で「その年の傾き」の作業仮説を立てられる点にあります。

ひとことで言うと: 1月最初の5営業日 (First Five Days) が S&P500 でプラスなら、その年も上昇しやすいとされる早期警告型の季節性アノマリー

1月最初の5営業日とは

1月最初の5営業日 (First Five Days、略 FFD) とは、Stock Trader's Almanac が提唱した「年明け 5 営業日の S&P500 のリターンが、その年の方向を占う早期警告 (Early Warning) になる」という季節性アノマリーです。1950 年以降の集計では、最初の 5 営業日がプラスだった年は約 47 回あり、そのうち 39 回 (約 83%) で年間もプラスで終わった、とされます。ただし統計の母集団が 5 営業日と小さいため、本格的な温度計とされる1月全体の動き (1月のバロメーター) よりは精度が劣る「予告編」と位置づけられます。サンタクロースラリー・最初の5営業日・1月全体の 3 つがそろう January Trifecta (1月の三役そろい踏み) の構成要素でもあります。

なぜ重要か / 株式市場での見方

投資家にとっての価値は、年初のごく早い段階で「その年の傾き」の作業仮説を立てられる点にあります。最初の 5 営業日が強ければその年に強気で臨む一つの根拠になり、弱ければ慎重に構える材料になります。さらにサンタクロースラリー・最初の5営業日・1月全体がそろってプラスだった年 (January Trifecta) は、1950 年以降 S&P500 が約 90% の確率で年間 +17% 台で上昇した、と集計され、3 指標がそろうほど示唆が強まるとされます。一方、目安として「最初の 5 営業日が +1% 超」かつ「1月全体もプラス」だと年間勝率がさらに高まる、という見方もあります。ただしこれは年初に立てる仮説の域を出ず、その後の業績・金利・バリュエーションで継続的に検証・修正していくのが健全です。

注意点 — アノマリーとの距離感

効果には強い批判があります。第一に、母集団がわずか 5 営業日と小さく、統計的な予測力には疑問が呈されています。第二に、S&P500 は 1950 年以降そもそも約 73% の年がプラスのため、「最初の 5 営業日が上→年間も上」の高勝率は、株価の長期的な右肩上がりを映しているだけで、独自のアルファとは言い切れない、との指摘があります。実際、最初の 5 営業日がマイナスでも年間がプラスだった年は 26 回中 14 回 (約 54%) あり、下落を当てる力は乏しい (約 46%) ため非対称です。2024 年は最初の 5 営業日がマイナスでも年間は大きく上昇し、外れた例として知られます。あくまで過去の平均的な傾きであり、毎年効くわけではありません。

関連する用語・指標

本用語は数ある市場アノマリーの一つです。季節性・カレンダー効果・効率的市場仮説との関係など全体像はアノマリーの解説を参照してください。関連するアノマリーは本ページ下部の関連リンクから辿れます。

最初5日プラス→年間も上昇
39勝/47回 (約83%)
1950年以降。最初5日が上だった年の年間勝率
最初5日マイナス→年間下落を的中
約46% (下落予測は弱い)
26回中12回のみ下落。14回は逆に年間プラス
全年プラス (ベースライン)
約73%
1950年以降のS&P500。元々プラスの年が多い
Trifecta 3指標すべて上昇
約90% / +17.7%
サンタ+最初5日+1月全体がそろった年
最初の5営業日の結果別 S&P500 の年間成績 (1950 年以降の集計)
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関連する用語

出典

免責: 本記事は情報提供のみを目的としています。投資勧誘や個別銘柄の売買推奨ではありません。 最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。