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Bull Note米国株 デイリー戦略ノート

DAILY · JP · 2026 / W25

2026/06/18 — 日本株: 日経平均、終値で初の7万円超え 71,053円 (+1.64%) — 米イラン停戦で中東リスク後退、SBG・東エレク約5%高 / 米Warshタカ派FOMCの全面安と完全デカップリング

JST 6/18 (木) の東京市場は日経平均が +1,151円 (+1.64%) の 71,053.49 円と4日続伸し、終値で初めて7万円・7万1000円を突破した。ザラ場高値は 71,398.58 円。TOPIX も +1.37% の 4,068.18 と過去最高。前夜の米国市場は Warsh 新 FRB 議長の初 FOMC が『タカ派サプライズ』で全面安 (S&P -1.21%) だったが、東京はこれを完全に無視。米イラン停戦覚書の署名報道で中東リスクが後退し原油安、リスク選好が強まったうえ、ソフトバンクグループ (SBG)・東京エレクトロンが約 +5%、キオクシアも続伸と AI・半導体が指数を牽引した。アジア全域がリスクオンで KOSPI は +2.25% の 9,063、SK ハイニックスは HBM4E サンプル供給で +7.02%。為替は Warsh タカ派でドル高・円安が進み USD/JPY は 160 円台半ば。日米の金融政策の向きが正反対 (米=利上げ示唆 / 日銀=6/16 に追加利上げ済み) のなか、地政学緩和と AI 半導体テーマが東京を押し上げた。

執筆: kinjo16 分で読了強気

TL;DR

JST 6/18 (木) の東京市場は日経平均が前日比 +1,151.24 円 (+1.64%) の 71,053.49 円と4日続伸し、終値で初の7万円・7万1000円を突破した (ザラ場高値 71,398.58 円)。TOPIX も +1.37% の 4,068.18 と過去最高を更新。前夜の米国は Warsh 初 FOMC の『タカ派サプライズ』で S&P -1.21% の全面安だったが、東京はこれを無視して逆行高。米イラン停戦覚書の署名報道で中東リスクが後退し、原油安・リスク選好が強まった。指数を牽引したのはソフトバンクグループ (SBG)・東京エレクトロンの約 +5% 高と、続伸したキオクシア・アドバンテストなど AI・半導体。前日の米 SOX (フィラデルフィア半導体指数) 上昇も追い風。アジアは全面高で KOSPI +2.25% (9,063)、SK ハイニックスは HBM4E サンプル供給で +7.02%。為替は Warsh タカ派でドル高・円安が進み USD/JPY 160 円台半ば。日米の金融政策が正反対 (米=年内利上げ示唆 / 日銀=6/16 追加利上げ済み) のなか、地政学緩和と AI テーマが日本株を押し上げた一日。

マーケット スナップショット

NI225+1.64%

日経平均 (6/18 終値)

71,053.49

+1,151.24

TOPIX+1.37%

TOPIX (6/18 終値)

4,068.18

+54.95

KOSPI+2.25%

KOSPI (6/18 終値)

9,063.84

+199.50

SPX1.21%

S&P 500 (6/17 米国終値)

7,420.10

-91.25

IXIC1.34%

NASDAQ Comp (6/17 米国終値)

26,021.66

-354.68

US10Y+1.56%

10Y Yield (6/17 米国)

4.50

+0.07

DXY+0.71%

Dollar Index (6/18)

100.25

+0.71

USDJPY+0.15%

USD/JPY (6/18)

160.66

+0.24

NI225
+1.64%
TOPIX
+1.37%
KOSPI
+2.25%
SPX
-1.21%
IXIC
-1.34%
US10Y
+1.56%
DXY
+0.71%
USDJPY
+0.15%
主要指数の前日比 (%)。中央が 0、緑=上昇・赤=下落で、バー長は変化率の大きさに比例。

主要シグナル

空売り比率 / AD ライン / Put/Call / VIX / 機関フロー など

今日の主役

初の7万円超え

日経平均 +1,151円 (+1.64%) の 71,053円。終値で初の7万1000円台、4日続伸

上昇の引き金

米イラン停戦

停戦覚書の署名報道で中東リスク後退・原油安。アジア全面リスクオン

牽引役

SBG・東エレク 約+5%

AI・半導体が主役。キオクシア・アドバンテストも続伸。前日の米 SOX 高が追い風

日米デカップリング

米全面安 ↔ 日最高値

前夜の米 Warsh タカ派 FOMC で S&P -1.21% も、東京は逆行高で最高値

TOPIX も最高値

4,068.18 (+1.37%)

値がさ半導体主導だが TOPIX も過去最高。物色は幅広い

リスクオン度

8 / 10

地政学緩和 + AI 半導体 + アジア全面高。ただし指数は値がさ依存

為替

USD/JPY 160 半ば

Warsh タカ派でドル高・円安。輸出株に追い風だが 160 超で介入警戒も

アジア全域

KOSPI +2.25%

SK ハイニックスは HBM4E サンプル供給で +7.02%。AI メモリが域内を牽引

0. 今日のヘッドライン

  • 🏆 主役: 「終値で初の7万円超え」。JST 6/18 (木) の日経平均は前日比 +1,151.24 円 (+1.64%)71,053.49 円 と4日続伸し、終値で初めて7万円・7万1000円の大台を突破した。ザラ場高値は 71,398.58 円。TOPIX も +1.37%4,068.18 と過去最高を更新した。
  • 🌊 隠れたテーマ: 日米デカップリング。前夜の米国市場は Kevin Warsh 新 FRB 議長の初 FOMC が「タカ派サプライズ」で S&P 500 -1.21% の全面安 (→ 米国デイリー) だったが、東京はこれを完全に無視して逆行高。動かしたのは米国発の金利材料ではなく、地政学 (中東) と AI 半導体テーマだった。
  • ⚠️ 引き金: 米イラン停戦覚書の署名報道で中東リスクが後退。原油安 → リスク選好が強まり、前日の米 SOX (フィラデルフィア半導体指数) 上昇も追い風に、ソフトバンクグループ (SBG)・東京エレクトロンが約 +5%、キオクシア・アドバンテストも続伸して指数を牽引した。
  • 📅 注目点: 為替は Warsh タカ派でドル高・円安が進み USD/JPY は 160 円台半ば。輸出株には追い風だが、160 超は政府・日銀の介入警戒ゾーン。日銀は 6/16 に追加利上げを決めたばかりで、日米の金融政策の向きは正反対 (米=年内利上げ示唆 / 日=利上げ局面入り)。

1. 前日 (JP 6/18 (木)) の振り返り — 構造変化のサイン

6/18 の東京市場で観測された「構造変化のサイン」を 2 つ記録する。

  1. 「米国に連れ安しない日本株」という構造が、最も鮮明な形で出た。これまで日本株は良くも悪くも米国市場 (特にハイテク) の後追いだったが、6/18 は前夜に米国が Warsh タカ派 FOMC で全面安したにもかかわらず、東京は逆行高で最高値を更新した。下げ材料 (米金利上昇・利下げ期待消滅) よりも、上げ材料 (中東リスク後退・AI 半導体・円安) を市場が優先して評価した。米国の金融政策ショックを「自国の材料」で打ち消せるほど、日本株固有のテーマ (AI・半導体・ガバナンス改革・円安メリット) が太くなったことの表れと読める。

  2. 指数を動かす主役が「値がさ半導体3銘柄」に集中している。この日も SBG・東エレク・キオクシアといった値がさの AI・半導体関連が指数を牽引した。直近を振り返っても、6/16 はアドバンテスト1銘柄で約 +222 円、6/17 は東エレク1銘柄で約 +179 円と、少数の値がさ株が日経平均の上げ幅の大半を作っている。TOPIX も最高値を更新したので物色の幅は決して狭くないが、日経平均 (株価平均型指数) の感応度は一握りの値がさ半導体に偏っている。これは韓国 KOSPI の「半導体2強集中」と同じ構造で、上昇局面では強力なエンジン、下落局面では増幅器になる。

📚 用語: 株価平均型指数 (Price-Weighted Index) 日経平均は構成225銘柄の「株価」を単純合算して算出する株価平均型の指数。時価総額ではなく株価の絶対水準が大きい銘柄 (=値がさ株。SBG・東エレク・アドバンテスト・ファストリ等) の影響が極端に大きくなる。一方 TOPIX は時価総額加重型なので、値がさ株への偏りは小さい。6/18 のように「日経平均 +1.64% / TOPIX +1.37%」と日経の方が伸びる日は、値がさ半導体が相対的に強かったことを示す。

数字 (簡潔に)

指数 / 銘柄6/18 終値騰落コメント
日経平均71,053.49+1,151.24 (+1.64%)終値で初の7万円超え。4日続伸。高値 71,398.58
TOPIX4,068.18+54.95 (+1.37%)過去最高を更新。物色は幅広い
ソフトバンクG (9984)約 +5%AI 関連の中核。Arm 高も追い風
東京エレクトロン (8035)約 +5%半導体製造装置。米 SOX 高を映す
キオクシア HD (285A)+1.36%AI メモリ (NAND) の主役。続伸
アドバンテスト (6857)続伸半導体検査装置。寄与度上位の常連

注: 日経平均・TOPIX の指数終値・騰落は確報値。個別銘柄の騰落率は当日の市況報道ベース (SBG・東エレクは「約 +5%」、キオクシアは「+1.36%」と報じられた水準)。個別銘柄の終値の精緻な数値は時点・データソースにより差があるため、本記事では確認できたレンジ・概数で記載する。


2. なぜ東京だけが逆行高したか — 3 つの理由

① 米イラン停戦 — 地政学リスクの「剥落」が最大の燃料

6/18 の最大の燃料は、企業業績でも金融政策でもなく地政学だった。トランプ米大統領とペゼシュキアン・イラン大統領が、両国の戦闘終結に向けた了解覚書 (MOU) に署名したとの報道が伝わり、市場に安堵が広がった。中東情勢の緊張は (1) 原油高によるインフレ・コスト圧力、(2) 不確実性によるリスク回避、の二重の重しだったが、停戦観測で原油が下落しその両方が一気に外れた

この「リスクの剥落」は日本に限らずアジア全域を押し上げており、KOSPI +2.25% など域内全面高につながった。前夜の米国の下げ (FOMC 由来) は『米国固有の金利材料』、当日のアジアの上げは『地政学という共通材料』で、ドライバーが別だったことが、日米の方向が割れた理由でもある。

② AI・半導体テーマ — 米 SOX 高を映して値がさが牽引

前夜の米国市場は指数こそ全面安だったが、フィラデルフィア半導体指数 (SOX) は逆行高しており、これを映して東京の半導体株が買われた。SBG・東京エレクトロンが約 +5%、キオクシア・アドバンテストも続伸。AI データセンター投資の継続期待と、HBM・NAND など AI メモリの実需が、日本の半導体バリューチェーン (製造装置・検査・メモリ) を直接潤す構図は健在だ。

韓国でも SK ハイニックスが HBM4E サンプル供給開始のニュースで +7.02% と急騰しており、「AI メモリの次世代 (HBM4E) 立ち上がり」がアジアの半導体株を域内横断で押し上げた。日本のキオクシア・東エレクはこのサプライチェーンの一角として連動した。

③ 円安 — Warsh タカ派の「副作用」が輸出株を後押し

皮肉なことに、前夜の米国株を売らせた Warsh タカ派 FOMC が、日本株にはプラスに働いた。タカ派 (米利上げ示唆) → 日米金利差拡大 → ドル高・円安、というルートで USD/JPY が 160 円台半ばまで円安が進み、輸出企業 (自動車・機械・半導体装置) の採算改善期待が株高を支えた。米国の利下げ期待消滅は、米国株にはマイナスでも、円安メリットを通じて日本株にはむしろ追い風になりうる ── この非対称性が、6/18 の日米デカップリングの一因だ。

📚 用語: HBM4E (High Bandwidth Memory 4E, 次世代高帯域メモリ) AI アクセラレータ (GPU・ASIC) に積層する超高速メモリ HBM の最新世代。世代が進むほど帯域・容量が拡大し、AI 学習・推論の性能を左右する。供給は SK ハイニックス・サムスン電子・米 Micron が主導し、日本のキオクシア (NAND) や製造装置メーカー (東エレク・アドバンテスト) もサプライチェーンの要を担う。「次世代 HBM が立ち上がる」というニュースは、AI 投資が腰折れせず続くシグナルとして、アジアの半導体株を域内横断で動かす。


3. アジア・クロスマーケット — 地政学緩和でリスクオン全面高

6/18 はアジア全域が「中東リスク後退 + AI メモリ」でリスクオン。半導体・AI への感応度が高い市場ほど大きく上げた。

市場6/18 指数騰落コメント
🇰🇷 韓国 (KOSPI)9,063.84+2.25%SK ハイニックス +7.02% (HBM4E)。年初来 +110% 超
🇯🇵 日本 (日経平均)71,053.49+1.64%終値で初の7万円超え。SBG・東エレク約 +5%
🇯🇵 日本 (TOPIX)4,068.18+1.37%過去最高。値がさ依存だが幅も広い
🇺🇸 米国 (S&P 500, 前夜)7,420.10-1.21%Warsh タカ派 FOMC で全面安。アジアと逆

韓国 KOSPI は 5/15 に 8,000 を超えてからわずか22営業日で 9,000 台に乗せ、年初来 +110% 超という驚異的なペース。SK ハイニックスの HBM4E サンプル供給が象徴するように、AI メモリの実需が韓国・日本のテック株を同時に押し上げている。一方で前夜の米国は金利材料で全面安。同じ AI テーマでも、震源 (金利) に近い米国は売られ、需要の受益地 (アジア) は買われるという、ドライバーの違いが鮮明に出た一日だった。

📍 続報 (本記事公開後の答え合わせ): 米国は翌 6/18 (木) セッションで素直に反発し、デカップリングは「日本独歩」ではなく「半日のタイムラグ」だった 本記事公開時点では未確定だった前夜の続き ── すなわち東京 6/18 (木) と同じ暦日の米国 6/18 (木) セッション ── は、フタを開ければ全面高で反発した。S&P 500 は約 +1.1%、NASDAQ は約 +1.3%、フィラデルフィア半導体指数 (SOX) は +3% 超Warsh タカ派 FOMC (6/17 米) の初期パニックを、米国市場はわずか1営業日で買い戻した。 反発の震源は、東京と全く同じ AI・半導体だった。Intel (INTC) が、Apple との米国内チップ設計・製造提携の表明を受けて約 +10% 急騰し、半導体株全体を牽引 (Micron +6% 程度、NVDA +1% 超)。さらに原油 (WTI) が約 -4% で $74 割れまで下落 ── これは東京を押し上げた「中東リスク後退・原油安」と同じ材料で、米国にも半日遅れで効いた。フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (Philly Fed) が +10.3 と大幅改善するなど米景気指標も底堅く、「景気は堅調・インフレ要因は後退」という株に優しい組み合わせが揃った。 つまり 6/18 の「日米デカップリング」は、構造的な日本独歩高ではなく、東京が時差で半日先行しただけだった可能性が高い。東京が朝に織り込んだ「地政学リスク後退 + AI 半導体」を、米国も同じ日の夜に追認した。[§6 の読み筋「日米デカップリングはいつまでも続く前提で買わない」が、わずか半日で裏付けられた形だ。ただし米10年債利回りは 4.45〜4.47% へ小幅上昇したままで、株は反発しても債券は Warsh タカ派を警戒し続けているという非対称は残る。 なお 6/19 (金) の米国市場は Juneteenth (奴隷解放記念日) で休場。次の米国セッションは 6/22 (月) で、それまで東京は「米国の確報」を欠いたまま自力で動く局面になる。


4. マクロ / 為替 / 金融政策

  • USD/JPY 160 円台半ば。Warsh タカ派 FOMC による日米金利差拡大観測でドル高・円安が進行。輸出株には追い風だが、160 円超は政府・日銀の為替介入の警戒ゾーンで、当局のけん制発言には注意が要る。
  • 日銀は 6/16 に追加利上げを決定済み。決定会合の内容が「想定通りの無難な内容」と受け止められ、結果発表後に買い安心感が広がった経緯がある。米国 (年内利上げ示唆へ反転) と日本 (緩やかな利上げ局面入り) が、ともに引き締め方向ながら出発点も市場の受け止めも異なる点が、為替・株の方向を分けている。
  • 中東情勢 (イラン・湾岸) は停戦観測で原油安。エネルギー輸入国の日本には交易条件の改善要因で、インフレ・コスト面の追い風になる。

📚 用語: 為替介入 (Currency Intervention) 自国通貨の急激な変動を抑えるため、財務省・日銀が外国為替市場で通貨を売買する措置。円安局面では「ドル売り・円買い」介入が行われる。USD/JPY が 160 円を超える水準は、過去に当局が「行き過ぎた円安」として口先介入・実弾介入に動いた目安で、円安メリット (輸出株高) と裏腹に、ボラティリティ要因として意識される。


5. 経済指標・イベントカレンダー (この週の前後)

日付 (JST)指標 / イベント注目度メモ
6/16 (火)🇯🇵日銀 金融政策決定会合★★★追加利上げを決定。無難な内容で株は買い安心感
6/17 (火) 米時間🇺🇸FOMC (Warsh 初)★★★タカ派サプライズで米全面安 (S&P -1.21%)。翌 6/18 東京は逆行高
6/18 (木) 米時間🇺🇸米株セッション★★半導体主導で反発 (S&P 約 +1.1%)。東京の上げを半日遅れで追認
6/19 (金) 米時間🇺🇸Juneteenth米国市場 休場。次の米セッションは 6/22 (月)
6/25 (木) 朝🇺🇸Micron 決算★★★AI メモリ HBM の実需。日韓メモリ株に直結
6/26 (金) 21:30🇺🇸5月コア PCE★★★Warsh タカ派ドットの「答え合わせ」。円相場にも波及

📚 用語: コア PCE (Core PCE, 個人消費支出物価指数 (除く食品・エネルギー)) 米 FRB が金融政策の判断で最重視するインフレ指標。食品・エネルギーを除いた基調的な物価の動きを示す。6/17 の FOMC で Warsh 新議長率いる FRB が「年内利上げ」を示唆したことで、次の 5月コア PCE (JST 6/26) がそのタカ派ドットを正当化するかどうかの最初の硬いデータになる。結果が強ければドル高・円安がさらに進み、日本の輸出株・為替に波及する。


6. 個人投資家向けの読み筋 (操作命令ではない)

今の局面 (日経初の7万円超え + 地政学緩和 + 値がさ半導体集中) で意識したい原則:

  • 「最高値更新 = 過熱、即天井」とは限らないが、上げの『中身』は確認する。6/18 の上げは地政学 (停戦) という外部材料が引き金で、業績の上方修正やファンダの構造変化が主因ではない。地政学イベントは剥落も速いので、停戦の実効性が揺らげば同じ速度で巻き戻りうる。
  • 日経平均を買う ≒ 値がさ半導体3〜4銘柄を買うことを理解する。SBG・東エレク・アドバンテスト・ファストリといった値がさ株への感応度が極端に高く、日経平均 ETF でも分散効果は思うほど効かない。指数の中身が一部に偏っているリスクは、上昇局面ほど見えにくい。
  • 円安メリットと円高リスクは表裏。今は Warsh タカ派の円安が輸出株を支えるが、160 円超は介入警戒ゾーン。為替が一方向に行き過ぎた局面ほど、当局の発言・実弾介入による急反転リスクが高まることを忘れない。
  • 日米デカップリングは「いつまでも続く」前提で買わない。6/18 は東京が米国の下げを無視できたが、米金利の高止まりが長引けば、いずれ世界全体のバリュエーションの重しになる。短期の逆行高を、構造的な「日本独歩高」と読み替えないこと。

7. データソース・引用

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本記事は情報提供のみを目的としています。投資勧誘や個別銘柄の売買推奨ではありません。記載の数値は取得時点のもので、市場開閉や訂正により変動します。投資判断はご自身の責任で行ってください。本記事の見解は執筆者個人のもので、所属組織の見解を代表するものではありません。

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