Bull Note米国株 デイリー戦略ノート

EARNINGS · Q1 FY26

強気
LLYEli Lilly and Company·2026年4月30日(木) BMO19

LLY Q1 FY26 — 売上 $19.8B (+56%) / GLP-1 $12.8B のクリーンビート、通期売上を $82-85B・調整後 EPS を $35.50-37.00 へ引上げ。Mounjaro WW +125% で当日 +9.8%

Eli Lilly Q1 FY26 は売上 $19.8B (+56% YoY、予想超)、調整後 EPS $8.55 (+156%、予想 $6.97 を約 23% 上振れ)、報告 EPS $8.26 (+170%)。Mounjaro 全世界 $8.7B (+125%)・Zepbound 米国 $4.1B (+79%) の GLP-1 で合計 $12.8B。通期 2026 を売上 $82-85B・調整後 EPS $35.50-37.00 へ引上げ。数量増が価格下落を圧倒し株価は当日 +9.8%。経口 GLP-1 (Foundayo) も承認。総合: 強気。

売上 $19.8B (+56%)・調整後 EPS $8.55 (+156%) で上振れ、Mounjaro WW $8.7B (+125%) の GLP-1 が牽引。通期を売上 $82-85B・EPS $35.50-37.00 へ引上げ、株価当日 +9.8%。総合: 強気。

数字サマリ

EPS

$8.55コンセンサス $6.97上振れ

REVENUE

$19.80Bコンセンサス $17.82B上振れ

EPS

コンセンサス
$6.97
実績
$8.55
上振れ

売上

コンセンサス
$17.82B
実績
$19.80B
上振れ
バー長はコンセンサス予想と実績の大きさに比例。緑=上振れ、赤=下振れ。

主要 KPI

Mounjaro 全世界売上

$8.7B

+125% YoY

米国 $4.2B (+59%) / 国際 $4.4B (前年 $1.2B)。2 型糖尿病治療薬 (Mounjaro、tirzepatide)

Zepbound 米国売上

$4.1B

+79% YoY

肥満症治療薬 (Zepbound、tirzepatide)。現金支払い価格引下げを数量増が圧倒

GLP-1 二枚看板 合計

$12.8B

全社売上の約 65%

Mounjaro + Zepbound。インクレチン (GLP-1) 系が成長エンジン

報告 EPS (GAAP)

$8.26

+170% YoY

前年同期は買収関連の一過性費用で比較ベースが低い

調整後 EPS (Non-GAAP)

$8.55

+156% YoY

コンセンサス $6.97 を約 23% 上回り

売上総利益率 (Gross Margin)

81.9%

-0.6pt YoY

実現価格 (Net Price) 下落が主因。営業利益率は約 49% へ改善

株主還元

配当 $1.5B + 自社株買い $2.4B

Q1 実績

高成長下でも還元を継続

ガイダンス

項目判定補足
FY26 通期売上$82.0-85.0B上方修正前回 $80.0-83.0B から上下端ともに +$2B
FY26 通期 調整後 EPS$35.50-37.00上方修正前回 $33.50-35.00 から +$2.00 (中間)
成長ドライバーGLP-1 数量コンセンサス超えMounjaro / Zepbound の数量増が価格下落を圧倒する構図を継続

株価反応

引け値

$849.78

時間外

$932.99

+9.80%

公式情報源

1 行サマリ

LLY (Eli Lilly) が US 4/30 (木) 寄り前 (BMO) 6:45 AM ET = JST 4/30 (木) 19:45 頃に Q1 2026 を発表。売上・利益・ガイダンスの三拍子が揃った教科書的なクリーンな上振れでした。売上 $19.8B (+56% YoY) はコンセンサス $17.8B を約 11% 上回り、調整後 EPS (Non-GAAP) $8.55 (+156%) は予想 $6.97 を約 23% 上振れ。報告 EPS (GAAP) も $8.26 (+170%) と急伸しました。主役は GLP-1 (インクレチン関連) 二枚看板で、2 型糖尿病治療薬 (Mounjaro) が全世界 $8.7B (+125%)肥満症治療薬 (Zepbound) が米国 $4.1B (+79%)、合計 $12.8B に達しました。

この決算の本質は「価格下落を数量増が圧倒する」という、製薬としては異例の高成長フェーズの確認にあります。中国の国家医療保険薬品目録 (NRDL) 収載や米国の現金支払い価格引下げで 1 単位あたりの実現価格 (Net Price) は下がりましたが、それを上回るスピードで処方数量が伸び、結果として売上が +56% 加速しました。Lilly は通期 2026 ガイダンスを売上 $82.0-85.0B (上下端ともに +$2B)・調整後 EPS $35.50-37.00 (中間 +$2.00) へ引上げ、需要の強さを経営陣自ら追認しました。

株価は明確に好感し、US 4/30 (木) は+9.8% で終値 $932.99 (寄り前は +約 6%)。総合判断: 強気。ただし論点はもはや「需要があるか」ではなく「製造キャパシティが需要に追いつくか」と「経口 GLP-1 (Foundayo / orforglipron) が注射剤の牙城をどこまで広げるか」に移っています。決算と同じ四半期に Foundayo が FDA 承認を取得しており、CEO David Ricks が掲げる「新薬の momentum (勢い)」が次の成長レバーを点火し始めています。


数字の中身

EPS / 売上

項目実績コンセンサスYoY (前年比)評価
調整後 EPS (Non-GAAP)$8.55$6.97+156%約 23% 上振れ
報告 EPS (GAAP)$8.26+170%
総売上$19.8B$17.82B+56%約 $2.0B 上振れ
売上総利益 (Gross Profit)$16.2B+54%売上総利益率 81.9%

前年同期 (Q1 2025) 比で売上が +56% 加速し、EPS は報告ベースで +170%・調整後で +156% と、売上の伸びを大きく上回って利益が伸びました。これは固定費 (研究開発・販管費) を一定に保ったまま売上が積み上がる「オペレーティング レバレッジ」が効いた典型で、営業利益率は前年の約 43% から約 49% へ改善しました。医薬品ビジネスの「いったん承認・量産に乗れば追加 1 単位の利益率が極めて高い」性質を映しています。

📚 用語: GLP-1 / インクレチンとは GLP-1 (glucagon-like peptide-1) は、食後に腸から分泌され「インスリン分泌を促し、食欲を抑える」働きを持つ体内ホルモン (インクレチンの一種)。Mounjaro / Zepbound はこの作用を薬で再現・増強する「GLP-1 受容体作動薬」で、Mounjaro は GLP-1 に加え GIP という別のインクレチン受容体にも作用する二重作動 (有効成分 tirzepatide) が特徴。もともと 2 型糖尿病の血糖コントロール薬として開発されたが、強力な体重減少効果が確認され、肥満症 (obesity) 領域に巨大市場が開けた。Mounjaro = 糖尿病ブランド、Zepbound = 同じ有効成分の肥満症ブランド、と覚えると整理しやすい。

GLP-1 二枚看板 — 成長エンジンの中身

製品適応売上YoY内訳・備考
Mounjaro (tirzepatide)2 型糖尿病$8.7B (全世界)+125%米国 $4.2B (+59%)、国際 $4.4B (前年 $1.2B から約 3.7 倍)
Zepbound (tirzepatide)肥満症$4.1B (米国)+79%現金支払い価格引下げを数量増が圧倒
GLP-1 合計$12.8B全社売上 $19.8B の約 65% を 2 製品 (同一有効成分) が占める

注目すべきは Mounjaro の国際売上が前年 $1.2B → $4.4B へ約 3.7 倍に跳ねた点です。これは米国一極だった成長が海外 (欧州・日本・中国等) へ面展開し始めたサインで、米国市場が成熟しても成長の滑走路が残っていることを示します。一方、中国では NRDL (国家医療保険薬品目録) への収載で 1 単位あたり価格が下がりましたが、保険適用で患者数が一気に増えるため「価格 × 数量」では売上を押し上げる構図です。Mounjaro は四半期売上 $8.7B で「世界で最も売れている薬」の地位に立ちました。

📚 用語: 実現価格 (Net Price) と数量 (Volume) の綱引き 製薬の売上は「実現価格 (リベート・保険償還を差し引いた正味単価) × 処方数量」で決まる。米国では保険会社 (PBM) との価格交渉や現金支払い価格の引下げ、中国では NRDL 収載で単価が下がる一方、保険適用・供給増で数量が跳ねる。Lilly の Q1 は「価格は下がったが数量がそれを上回って伸びた (volume-driven growth)」という、需要が極めて強い局面でしか起きない好循環。実際、売上総利益率が 81.9% へ -0.6pt 低下した主因も「実現価格の下落」だった。逆に言えば、数量の伸びが鈍化に転じた瞬間に価格下落がそのまま売上・利益率減に直結するため、次の四半期以降は「数量がなお価格下落を上回り続けるか」を最重要で追う必要がある。

マージン・利益の質

項目Q1 FY26Q1 FY25 (前年)コメント
売上総利益率 (Gross Margin)81.9%82.5%-0.6pt。実現価格の下落が主因
営業利益率 (Operating Margin)約 49%約 43%+約 6pt。オペレーティング レバレッジ
報告 EPS (GAAP)$8.26 (+170%)前年は買収関連の一過性費用が重荷で比較ベースが低い
調整後 EPS (Non-GAAP)$8.55 (+156%)コンセンサスを約 23% 上回り

GAAP EPS が +170% と調整後 (+156%) を上回って伸びたのは、前年同期 (Q1 2025) に買収・導入した研究開発資産 (IPR&D) の償却等の一過性費用が GAAP 利益を押し下げており、その比較ベースが低かったためです。本業の実力を測るうえでは、こうした一過性項目を除いた調整後 EPS $8.55 (+156%) を主軸に見るのが定石です。


ガイダンス分析

この決算が市場の論争にどう答えたか

強気派の見立てへの回答 (GLP-1 構造的成長を支持する勢力 / BofA・Barclays 等):

  • ✅ 売上 +56% / 調整後 EPS +156% / 通期ガイダンス引上げの三拍子で「GLP-1 需要のピークアウト懸念」を明確に否定
  • ✅ Mounjaro 国際 +約 3.7 倍で「米国一極依存」の弱点に海外展開の滑走路があることを提示
  • ✅ 通期売上を $82-85B、調整後 EPS を $35.50-37.00 へ引上げ、需要の持続性を経営陣自ら追認

弱気派の見立てへの回答 (価格・競合・キャパシティ警戒派):

  • ⚠️ 実現価格 (Net Price) は中国 NRDL・米国現金支払い価格引下げで低下 → 売上総利益率は 81.9% へ -0.6pt
  • ⚠️ 売上の約 65% が同一有効成分 (tirzepatide) の 2 製品に集中 = 製品集中リスク
  • ⚠️ 経口 GLP-1 Foundayo の初動は強い患者獲得 (新規 80%) を見せた一方、上市直後の週次処方では競合 (Novo Nordisk の経口 Wegovy) に後れを取る局面もあり、シェア競争は予断を許さない
  • ❌ ただし数量がなお価格下落を圧倒しており、需要鈍化シナリオは当面後退

結論: ファンダメンタルは クリーンに強気。論点は「需要があるか」から「製造キャパシティが需要に追いつくか」「経口 GLP-1 が市場をさらに広げ、競合とのシェア競争を制せるか」へ移行。

通期 FY26 ガイダンス (引上げ)

項目新ガイダンス前回コメント
通期売上$82.0-85.0B$80.0-83.0B上下端ともに +$2B。GLP-1 数量増を反映
通期 調整後 EPS$35.50-37.00$33.50-35.00中間 +$2.00 引上げ。オペレーティング レバレッジ

📚 用語: 通期ガイダンス引上げ (Guidance Raise) が持つ意味 ガイダンスとは経営陣が自ら示す業績見通し。期の途中で上方修正 (raise) するのは、「年初に立てた前提より実際の需要・採算が良かった」と経営陣が認めたサインで、単発の四半期上振れより重い情報を持つ。Lilly は売上・EPS の両方を引上げており、しかも「上下端ともに底上げ」=見通しレンジ全体が上にシフトした形。これは「上振れは一過性ではなく構造的」という自信の表れであり、アナリストのコンセンサス EPS が今後切り上がる起点になりやすい。逆に高成長企業が引上げを見送る (据置) と、それだけで失望売りを誘うことがある。

日付表記の指針 (本文中、ルール詳細は docs/writing-style.md §4.10):

  • 次の四半期決算への言及は「Q2 FY26 (発表予定 JST 2026/8 上旬)」のように
  • 経口 GLP-1 の上市・規制マイルストーンは確定情報のみ記載し、相対表現 (近く・まもなく) は避ける

株価反応

  • 発表は US 4/30 (木) 寄り前 (BMO) 6:45 AM ET = JST 4/30 (木) 19:45 頃。寄り前で +約 6% に動意づき、当日は+9.8% で終値 $932.99
  • 売上・調整後 EPS の上振れ + 通期ガイダンス引上げ + Mounjaro +125% という王道のビート反応。ヘルスケア / 製薬は AI 半導体のような極端な時間外ボラティリティが出にくいセクターだが、「需要の強さ + 見通し引上げ」をストレートに評価した形
  • 中期の株価ドライバーは四半期売上そのものより「製造キャパシティの増設ペース」と「経口 GLP-1 (Foundayo / orforglipron) の浸透 + 競合とのシェア競争」に移っている

決算後のニュース・反応

アナリスト目標株価 / 格付け変更

決算後、複数ハウスが目標株価を引上げました (一部は決算後数週間内の更新を含む)。

ハウス格付け目標株価コメント
BarclaysOverweight$1,400最も強気。Mounjaro 需要 + パイプライン
BofA SecuritiesBuy$1,133 → $1,251肥満症ドラッグの優位と retatrutide データを評価
GuggenheimBuy$1,183 → $1,235成長見通しの改善
Leerink PartnersOutperform$1,104 → $1,234成長アウトルック
Cantor FitzgeraldOverweight$1,230Mounjaro 需要 + Foundayo の勢い

S&P Global 集計の約 31 名でコンセンサス格付けは「Buy」、平均目標株価は約 $1,215 で、現値からなお 2 桁% の上昇余地を見込む水準です。

重要な観察

価格は下がったが数量がそれを上回って伸びた (volume-driven growth)」という構図は、需要が極めて強い局面でしか観測されません。製薬で売上 +56% は異例の成長率で、Lilly が GLP-1 市場の「需要を作る側」に立っていることを示します。アナリストが軒並み目標株価を引上げ、格付けも「Buy」中心であることは、投資シナリオの根幹 (GLP-1 の構造的成長) が健全なサインです。一方で、この高成長は「数量の伸びが価格下落を圧倒し続ける」前提の上に成り立っており、その前提が崩れる予兆 (新規処方数の鈍化、競合のシェア奪取、保険償還の引締め) を毎四半期チェックするのが鉄則です。

経営陣コメント (電話会議トランスクリプトより)

  • 「2026 is off to a strong start, we delivered 56% revenue growth in the first quarter and raised our full-year revenue guidance by $2 billion (2026 は力強いスタートとなった。Q1 に売上 56% 増を達成し、通期売上ガイダンスを $20 億引上げた)」 — David Ricks (Chairman & CEO)、通期引上げの根拠について
  • 「While the US approval is an important first step, there are over 1 billion people around the world with obesity and related conditions who can be helped by taking an incretin like Foundayo (米国承認は重要な第一歩に過ぎない。世界には肥満や関連疾患を抱える 10 億人超がいて、Foundayo のようなインクレチンで助けられる)」 — David Ricks (Chairman & CEO)、経口 GLP-1 の市場機会について
  • 「Revenue grew 56% compared to Q1 2025, driven by Zepbound and Mounjaro, and solid momentum across all therapeutic areas and geographies (売上は Zepbound と Mounjaro が牽引し前年同期比 +56%。全治療領域・全地域で堅調な勢い)」 — Lucas Montarce (CFO)
  • 「Together with the positive TRIUMPH-4 results in obesity and knee osteoarthritis, we are beginning to establish a favorable clinical profile for retatrutide (肥満症と変形性膝関節症の TRIUMPH-4 良好な結果と合わせ、retatrutide の有望な臨床プロファイルが固まりつつある)」 — Daniel Skovronsky (Chief Scientific Officer)、次世代パイプラインについて

Motley Fool トランスクリプト全文 →

パイプライン — 次の主戦場は「飲む GLP-1」と次世代薬

決算と同じ四半期 (US 4/1) に、Lilly の経口 GLP-1「Foundayo (orforglipron)」が FDA 承認を取得しました。上市直後に 2 万人超の患者が処方を開始し、その約 80% が GLP-1 を初めて使う新規患者という、市場そのものを広げる滑り出しです。さらに次世代の三重作動薬 retatrutide が後期 (Phase 3) で強い体重減少データを示しており、GLP-1 の世代交代の主導権も握りつつあります。

📚 用語: 経口 GLP-1 (Foundayo / orforglipron) がなぜ重要か 現行の Mounjaro / Zepbound はいずれも週 1 回の注射剤。これに対し orforglipron (商品名 Foundayo) は1 日 1 回の経口 (錠剤) GLP-1 で、しかもペプチドではなく「低分子化合物」のため製造が容易でコールドチェーン (冷蔵流通) も不要。食事・水の制約なくいつでも服用できる点も患者利便性で優位。承認・量産に乗れば、(1) 注射に抵抗のある患者層、(2) 流通インフラの弱い新興国、(3) 製造キャパシティ制約の緩和、という 3 つの壁を同時に崩しうる。Lilly にとって「注射剤の成功を錠剤で水平展開し、市場規模そのものを数倍に広げる」次の成長レバーであり、決算の数字以上に中期株価の鍵を握る。競合 Novo Nordisk の経口製剤との「スピード × シェア競争」が次の論点。


長期投資家の視点

立場別の判断

立場見方
未保有 (バリュエーション再評価派)ファンダは製薬最強級だが、GLP-1 高成長を織り込んだ高 PER 銘柄。アナリスト平均目標 (約 $1,215) は現値の上にあるが、需要鈍化の予兆 (新規処方数・競合シェア) を確認しつつ過熱が落ち着いた押し目を待つのが安全。経口 GLP-1 / retatrutide のデータは上値・下値の両方を動かす
保有中 (含み益)強気シナリオ (GLP-1 数量増 + 通期引上げ + 経口 GLP-1 + 次世代薬) は健在。コア保有継続。製造キャパシティと実現価格の下落ペースをモニタリング
保有中 (含み損)慌てて売る局面ではない。通期ガイダンス引上げは中期の業績下値を支える。Foundayo の浸透と retatrutide のマイルストーンが再評価の触媒になりうる

次の四半期で確認すべき指標

  1. Mounjaro / Zepbound の数量 (Volume) の伸び — 実現価格の下落を数量増が圧倒し続けるか (鈍化が最大の警戒サイン)
  2. Mounjaro 国際売上の継続成長 — 米国一極からの脱却が本物か ($4.4B からさらに伸びるか)
  3. 製造キャパシティの増設進捗 — 需要に供給が追いつくか (律速要因の解消度)
  4. Foundayo (orforglipron) の処方数・新規患者比率 — 注射剤の市場を錠剤でどこまで広げ、競合に対しシェアを取れるか
  5. competitor (Novo Nordisk 等) のシェア動向 + retatrutide の規制進捗 — 肥満症市場の二強競争で Lilly の優位が続くか

マクロ・他銘柄への含意

  • GLP-1 メガトレンドの体温計 — Lilly の売上 +56% / 通期引上げは、肥満症・糖尿病の GLP-1 市場が依然として構造的拡大局面にあることを示す。競合 NVO (Novo Nordisk、Wegovy / Ozempic) の業績・株価とセットで GLP-1 セクター全体の温度を測る前提条件
  • ヘルスケア セクターへの波及 — 大型製薬の好決算は XLV (ヘルスケア セクター ETF) の地合いを支える。Lilly は時価総額が大きく、セクター指数への寄与度が高い
  • GLP-1 が周辺産業に与える二次効果 — 体重減少薬の普及は食品・外食・医療機器・睡眠時無呼吸など広範な業種に長期の構造変化をもたらす論点 (「GLP-1 が消費財に効く」テーマ) として、個別決算を超えてマクロでも追う価値がある
  • 長期投資家として — 焦点は「需要の有無」から「(1) 製造キャパシティ、(2) 実現価格の下落ペース、(3) 経口 GLP-1 と次世代薬による市場拡大・競合対抗」の 3 点へ。製薬では珍しい高成長ゆえ、成長の律速要因 (キャパシティ) と次の成長レバー (錠剤 / retatrutide) を毎四半期チェックするのが最重要

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  • (同セクター・GLP-1 関連の過去決算記事があれば併記)
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免責: 本記事は情報提供のみを目的としています。投資勧誘や個別銘柄の売買推奨ではありません。 最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。